札幌芸術の森 野外美術館に行く (2)

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そんな中に、具象的な彫像があるとほっとする。
これは彩霞燈というもので作者は一色邦彦、1982年作。


知恵の神ふくろうを手にした女性は森の精霊であるという。
片目でウインクをしているかのようにに見えるが、角度を変えるとそうでもない。


彫刻は三次元の存在である。
歯もそうだが、様々な角度から見る必要があると思ったのである。

この像はミロク’89-1、秋山沙走武。1989年作。


サウナでくつろぐ中年女性に見えてしまうのは、私の心が曇っているから?


作者は弥勒下生、主婦の姿を借りて衆生を済度する未来仏の姿を表現したものを。

札幌芸術の森・野外美術館の彫刻は1980年台に作られたものが多い。
日本のバブル景気の時期と一致する。
ここの彫刻は札幌の自然の中で変化していく。
砂澤ビッキの「四つの風」(1986年)は天然木の柱を4本立てたものだが、3本が朽ちて倒壊して1本のみが立っている。作者は変化する姿も含めて作ったそうだが、想定よりも早く朽ち果てたのではなかったろうか。
野外彫刻は未来永劫に存在するのではなく、黄金時代というべき旬の見頃があるだろう。
興味がある人は今のうちに見ておくべきである。

(つづく)

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