2026年5月10日。
北海道新冠町にあるディマシオ美術館に行ってみた。
新冠川の河口から山の方へ川を遡って奥に行く。
新冠川は美しい川だ。
日高山脈から来る清流である。

途中に馬や牛の牧場が点在している。

不思議な事に馬は皆、立って静かに草を食べていて、走っている馬は全然見かけなかった。
馬が走るのは人間が走るように仕向けているのだろうか?
河口から20㎞以上奥に行くと、こんなところに?という所にディマシオ美術館がある。ここは、廃校になった小学校を改築して美術館にしたものである。
ここに画家ディマシオ(Di-Maccio)が描いた9m×27mの大きさの「世界最大の油彩画」がある。

さて、この美術館に入ってみよう。
美人というものは、金太郎飴のようにどこを切っても美人なのか、それとも張りぼてのように表面だけが美人なのか、興味がある。

さて、このデッサンでは、ポーズをとる美女の肌の表面がひび割れて、一部がゆで卵の殻のように欠け落ちている。すなわち、美人とは、中空の入れ物であるということだろうか。では中身はどうなっているのか。前頭部に大きな穴が開いていて、そこから何かが抜け出てしまったかのように見える。それは、霊魂というべきものなのか?
なお、陶器のかけらのようなものが画中に浮いているのは彼の絵の特徴であるという。
ディマシオは絵に題名を付けない。
それは、絵を見る者に解釈の自由を与えるためであるという。
彼の絵は黄土色と肌色を基調とするものが多い。仕上げにニスを塗っていて、絵に重厚さや古びた感じを与えている。

さて、この絵は、屈強の男が胸をバリバリと開くと中から乙女が出てくる(!)というもの。
この絵に題名をつけてみよう。
「真我の覚醒」
なんともありきたりである。そもそも、真我に性別はあるのか?
「おっさんの皮をかぶった乙女」
性格的に、乙女の皮をかぶったおっさんの方が多いように感じる。
「良いエイリアンの出現」
・・・
題名を付ければ付けるほど変になってしまう。
やはり、彼の絵には題名を付けない方が良いようだ。
なお、この絵のモチーフは「世界最大の油彩画」の左端にも使われている。

